令和2年11月に、北見市内を中心にオホーツク圏で新型コロナウイルスの感染者が急増し、クラスターも発生しました。そのため医療機関を受診する全ての患者様は、以下のようなことに十分注意をして受診してください。ご協力をよろしくお願いいたします。
風邪症状や発熱がある患者様は、受診前に必ず医療機関に電話をしてください!
北見市内では、それぞれの医療機関の診療体制や診療内容により、風邪症状や発熱がある患者様の診療に対応できる医療機関と対応が困難な医療機関があります。そのため対応が困難な医療機関に電話をせず受診すると、対応できないと断られることがあります。そのため受診前にかかりつけの医療機関または近くの医療機関に電話をして、受診しても良いか、何時頃受診すれば良いのかなど必ずご相談ください。新型コロナウイルス感染症の症状は、インフルエンザウイルス感染症や風邪の症状と見分けがつきにくいです。そのため風邪症状や発熱がある患者様は、もしかすると自分は新型コロナウイルス感染症なのかもしれないと考えてください。新型コロナウイルス感染者が何も連絡せずに来院されると、待合室などにいらっしゃる高齢者や基礎疾患をお持ちの重症化しやすい方に感染させる可能性があります。また医師や看護師、医療事務も事前の連絡なく受診されると、十分な感染予防の準備が整っていない状態で対応しなければならないため、医療従事者への感染リスクが上がります。もし医療従事者が感染してしまうと院内感染が発生し、医療機関は診療不能となります。診療不能な医療機関が増えると、この地域の医療崩壊につながります。
医療機関に入る際には、必ずマスクの着用を!
全ての患者様は、医療機関に入る際に必ずマスクを着用してください。若い方では、新型コロナウイルスに感染していても、ほとんど症状は出ないといわれています。自分が感染しているとは気づかずに、他の人に感染させることがあります。そのリスクを減らすのがマスクの着用です。また高齢者や基礎疾患をお持ちの方は、病院内に様々な感染症の患者様が受診している可能性がありますので、それに感染しないようにマスクの着用が必要です。人に感染させない、自分が感染しないようにするためには、受診の際のマスクの着用が重要です。 年末年始はどうしても医療体制は弱くなります。そのため年末年始には不要不急の外出を減らし、感染症にかからないよう、転倒して怪我などしないように一人一人が注意しましょう。